巻第八|哀傷歌

巻第八「哀傷歌」の和歌を一覧にまとめました。

巻第八|哀傷歌の和歌一覧

757 すえのつゆもとのしつくやよの中のをくれさきたつためしなるらん
758 あはれなりわか身のはてやあさみとりつゐには野辺のかすみとおもへは
759 さくらちる春のすゑにはなりにけりあまゝもしらぬなかめせしまに
760 すみそめのころもうきよの花さかりおりわすれてもおりてけるかな
761 あかさりし花をや春もこひつらんありし昔を思ひいてつゝ
762 花さくらまたさかりにてちりにけんなけきのもとを思こそやれ
763 花見んとうへけん人もなきやとのさくらはこその春そさかまし
764 たれもみな花の宮こにちりはてゝひとりしくるゝ秋の山さと
765 花見てはいとゝいゑちそいそかれぬまつらんと思人しなけれは
766 春霞かすみしそらのなこりさへけふをかきりのわかれなりけり
767 たちのほるけふりをたにも見るへきにかすみにまかふ春のあけほの
768 かたみとて見れはなけきのふかみ草なに中/\のにほひなるらん
769 あやめくさたれしのへとかうへをきてよもきかもとのつゆときえけん
770 けふくれとあやめもしらぬたもとかなむかしをこふるねのみかゝりて
771 あやめ草ひきたかへたるたもとにはむかしをこふるねそかゝりける
772 さもこそはおなしたもとのいろならめかはらぬねをもかけてける哉
773 よそなれとおなし心そかよふへきたれも思ひのひとつならねは
774 ひとりにもあらぬ思はなき人もたひのそらにやかなしかるらん
775 をくと見しつゆもありけりはかなくてきえにし人をなにゝたとへん
776 おもひきやはかなくをきし袖のうへのつゆをかたみにかけん物とは
777 あさちはらはかなくきえし草のうへのつゆをかたみと思かけきや
778 袖にさへ秋のゆふへはしられけりきえしあさちかつゆをかけつゝ
779 秋風のつゆのやとりに君をゝきてちりをいてぬることそかなしき
780 わかれけんなこりの袖もかはかぬにをきやそふらん秋のゆふつゆ
781 をきそふるつゆとゝもにはきえもせてなみたにのみもうきしつむかな
782 をみなへしみるに心はなくさまていとゝむかしの秋そこひしき
783 ねさめする身をふきとおす風のをとをむかしは袖のよそにきゝけん
784 袖ぬらす萩のうはゝのつゆはかりむかしわすれぬむしのねそする
785 さらてたにつゆけきさかのゝへにきてむかしのあとにしほれぬるかな
786 かなしさは秋のさか野のきり/\すなをふるさとにねをやなくらん
787 今はさはうきよのさかのゝへをこそつゆきえはてしあとゝしのはめ
788 たまゆらのつゆも涙もとゝまらすなき人こふるやとの秋風
789 つゆをたにいまはかたみのふちころもあたにも袖をふくあらしかな
790 秋ふかきねさめにいかゝおもひいつるはかなく見えし春のよの夢
791 見し夢をわするゝ時はなけれとも秋のねさめはけにそかなしき
792 なれし秋のふけしよとこはそれなから心のそこの夢そかなしき
793 くちもせぬその名はかりをとゝめをきてかれ野のすゝきかたみとそみる
794 ふるさとをこふる涙やひとりゆくともなき山のみちしはのつゆ
795 うきよにはいまはあらしの山かせにこれやなれゆくはしめなるらん
796 まれにくる夜はもかなしき松風をたえすやこけのしたにきくらん
797 ものおもへはいろなき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに
798 ふるさとをわかれし秋をかそふれはやとせになりぬありあけの月
799 いのちあれはことしの秋も月はみつわかれし人にあふよなきかな
800 けふこすはみてやゝまゝし山さとのもみちも人もつねならぬよに
801 おもひいつるおりたくしはのゆふけふりむせふもうれし忘かたみに
802 おもひいつるおりたくしはときくからにたくひしられぬゆふけふりかな
803 なき人のかたみの雲やしほ(ほ=く)るらんゆふへの雨にいろはみえねと
804 神な月しくるゝころもいかなれやそらにすきにし秋の宮人
805 てすさひのはかなきあとゝ見しかとも長かたみになりにけるかな
806 たつねてもあとはかくてもみつくきのゆくゑもしらぬ昔なりけり
807 いにしへのなきになかるゝ水くきのあとこそ袖のうらによりけれ
808 ほしもあへぬころものやみにくらされて月ともいはすまとひぬるかな
809 みなそこにちゝのひかりはうつれともむかしのかけはみえすそ有ける
810 ものをのみおもひねさめのまくらにはなみたかゝらぬ暁そなき
811 あふこともいまはなきねの夢ならていつかは君を又はみるへき
812 うしとてはいてにしいゑをいてぬなりなとふるさとにわか帰けん
813 はかなしといふにもいとゝなみたのみかゝるこのよをたのみけるかな
814 ふるさとにゆく人もかなつけやらんしらぬ山ちにひとりまとふと
815 たまのをの長ためしにひく人もきゆれはつゆにことならぬかな
816 こひわふときゝにたにきけかねのをとにうちわすらるゝ時のまそなき
817 たれかよになからへて見んかきとめしあとはきえせぬかたみなれとも
818 なき人をしのふることもいつまてそけふの哀はあすのわか身を
819 なき人のあとをたにとてきてみれはあらぬさとにもなりにけるかな
820 見し人のけふりになりしゆふへより名そむつましきしほかまのうら
821 あはれきみいかなる野辺のけふりにてむなしきそらの雲と成けん
822 おもへきみもえしけふりにまかひなてたちをくれたる春のかすみを
823 あはれ人けふのいのちをしらませはなにはのあしにちきらさらまし
824 よもすからむかしのことをみつるかなかたるやうつゝありしよや夢
825 うつりけんむかしのかけやのこるとて見るにおもひのますかゝみかな
826 かきとむることの葉のみそ水くきのなかれてとまるかたみなりける
827 ありすかはおなしなかれはかはらねと見しやむかしのかけそわすれぬ
828 かきりなき思のほとの夢のうちはおとろかさしとなけきこしかな
829 見し夢にやかてまきれぬわか身こそとはるゝけふもまつかなしけれ
830 世中は見しもきゝしもはかなくてむなしきそらのけふりなりけり
831 いつなけきいつおもふへきことなれはのちのよしらて人のすむ(む=く)らん
832 みな人のしりかほにしてしらぬかなかならすしぬるならひありとは
833 きのふみし人はいかにとおとろけとなを長よの夢にそ有ける
834 よもきふにいつかをくへきつゆの身はけふのゆふくれあすのあけほの
835 われもいつそあらましかはと見し人をしのふとすれはいとゝそひゆく
836 たつねきていかにあはれとなかむらんあとなき山の峯のしら雲
837 なきあとのおもかけをのみ身にそへてさこそは人のこひしかるらめ
838 哀ともこゝろにおもふほとはかりいはれぬへくはとひこそはせめ
839 つく/\とおもへはかなしいつまてか人のあはれをよそにきくへき
840 をくれゐてみるそかなしきはかなさをうき身のあとゝなにたのみけむ
841 そこはかと思つゝけて来てみれはことしのけふも袖はぬれけり
842 たれもみな涙のあめにせきかねぬそらもいかゝはつれなかるへき
843 見し人はよにもなきさのもしほ草かきをくたひに袖そしほるゝ
844 あらさらんのちしのへとや袖のかをはなたちはなにとゝめをきけん
845 ありしよにしはしも見てはなかりしを哀とはかりいひてやみぬる
846 とへかしなかたしくふちの衣手になみたのかゝる秋のねさめを
847 君なくてよるかたもなきあをやきのいとゝうきよそ思みたるゝ
848 いつのまに身を山かつになしはてゝ宮こをたひと思ふなるらん
849 ひさかたのあめにしほるゝ君ゆへに月日もしらてこひわたるらん
850 あるはなくなきはかすそふ世中にあはれいつれの日まてなけかん
851 白玉かなにそと人のとひし時つゆとこたへてけなまし物を
852 としふれはかくもありけりすみそめのこはおもふてふそれかあらぬか
853 なき人をしのひかねては忘草おほかるやとにやとりをそする
854 くやしくそのちにあはんと契けるけふをかきりといはまし物を
855 すみそめのそてはそらにもかさなくにしほりもあへすつゆそこほるゝ
856 くれぬまの身をはおもはて人のよのあはれをしるそかつははかなき
スポンサーリンク
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集772番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集772番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集772番の情報歌番号772詞書返し作者|歌人皇嘉門院和歌さもこそはおなしたもとのいろならめかはらぬねをもかけてける哉読み仮名ふりがなさもこそは-おなしたもとの-いろならめ-かは...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集788番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集788番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集788番の情報歌番号788詞書母身まかりにける秋のわきしける日もとすみ侍りけるところにまかりて作者|歌人定家朝臣和歌たまゆらのつゆも涙もとゝまらすなき人こふるやとの秋風読み仮名...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集804番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集804番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集804番の情報歌番号804詞書枇杷皇太后宮かくれてのち十月許かの家の人々の中にたれともなくてさしをかせける作者|歌人相模和歌神な月しくるゝころもいかなれやそらにすきにし秋の宮人...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集820番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集820番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集820番の情報歌番号820詞書よのはかなきことをなけくころみちのくにゝ名あるところ/\かきたるゑを見侍りて作者|歌人紫式部和歌見し人のけふりになりしゆふへより名そむつましきしほ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集836番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集836番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集836番の情報歌番号836詞書前参議教長高野にこもりゐて侍けるかやまひかきりになり侍ぬときゝて頼輔卿まかりけるほとに身まかりぬときゝてつかはしける作者|歌人寂蓮法師和歌たつねき...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集852番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集852番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集852番の情報歌番号852詞書更衣の服にてまいれりけるを見たまひて作者|歌人延喜御哥和歌としふれはかくもありけりすみそめのこはおもふてふそれかあらぬか読み仮名ふりがなとしふれは...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集757番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集757番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集757番の情報歌番号757詞書題しらす作者|歌人僧正遍昭和歌すえのつゆもとのしつくやよの中のをくれさきたつためしなるらん読み仮名ふりがなすゑのつゆ-もとのしつくや-よのなかの-...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集773番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集773番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集773番の情報歌番号773詞書すみ侍りける女なくなりにけるころ藤原為頼朝臣妻身まかりにけるにつかはしける作者|歌人小野宮右大臣和歌よそなれとおなし心そかよふへきたれも思ひのひと...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集789番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集789番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集789番の情報歌番号789詞書ちゝ秀宗身まかりての秋寄風懐旧といふことをよみ侍ける作者|歌人藤原秀能和歌つゆをたにいまはかたみのふちころもあたにも袖をふくあらしかな読み仮名ふり...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集805番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集805番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集805番の情報歌番号805詞書右大将通房身まかりてのちてならひすさひて侍けるあふきを見いたしてよみ侍ける作者|歌人土御門右大臣女和歌てすさひのはかなきあとゝ見しかとも長かたみに...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集821番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集821番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集821番の情報歌番号821詞書後朱雀院かくれたまひて源三位かもとにつかはしける作者|歌人弁乳母和歌あはれきみいかなる野辺のけふりにてむなしきそらの雲と成けん読み仮名ふりがなあは...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集837番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集837番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集837番の情報歌番号837詞書人にをくれてなけきける人につかはしける作者|歌人西行法師和歌なきあとのおもかけをのみ身にそへてさこそは人のこひしかるらめ読み仮名ふりがななきあとの...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集853番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集853番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集853番の情報歌番号853詞書おもひにて人のいゑにやとれりけるをその家にわすれくさのおほく侍りけれはあるしにつかはしける作者|歌人中納言兼輔和歌なき人をしのひかねては忘草おほか...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集758番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集758番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集758番の情報歌番号758詞書-作者|歌人小野小町和歌あはれなりわか身のはてやあさみとりつゐには野辺のかすみとおもへは読み仮名ふりがなあはれなり-わかみのはてや-あさみとり-つ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集774番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集774番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集774番の情報歌番号774詞書返し作者|歌人藤原為頼朝臣和歌ひとりにもあらぬ思はなき人もたひのそらにやかなしかるらん読み仮名ふりがなひとりにも-あらぬおもひは-なきひとも-たひ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集790番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集790番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集790番の情報歌番号790詞書久我内大臣春ころうせて侍けるとしの秋土御門内大臣中将に侍ける時つかはしける作者|歌人殷富門院大輔和歌秋ふかきねさめにいかゝおもひいつるはかなく見え...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集806番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集806番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集806番の情報歌番号806詞書斎宮女御のもとにて先帝のかゝせたまへりけるさうしを見侍て作者|歌人馬内侍和歌たつねてもあとはかくてもみつくきのゆくゑもしらぬ昔なりけり読み仮名ふり...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集822番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集822番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集822番の情報歌番号822詞書返し作者|歌人源三位和歌おもへきみもえしけふりにまかひなてたちをくれたる春のかすみを読み仮名ふりがなおもへきみ-もえしけふりに-まかひなて-たちお...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集838番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集838番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集838番の情報歌番号838詞書なけくこと侍ける人とはすとうらみ侍けれは作者|歌人西行法師和歌哀ともこゝろにおもふほとはかりいはれぬへくはとひこそはせめ読み仮名ふりがなあはれとも...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集854番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集854番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集854番の情報歌番号854詞書やまひにしつみてひさしくこもりゐて侍けるかたま/\よろしくなりてうちにまいりて右大弁公忠蔵人に侍けるにあひて又あさてはかりまいるへきよし申てまかり...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集759番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集759番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集759番の情報歌番号759詞書醍醐のみかとかくれたまひてのちやよひのつこもりに三条右大臣につかはしける作者|歌人中納言兼輔和歌さくらちる春のすゑにはなりにけりあまゝもしらぬなか...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集775番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集775番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集775番の情報歌番号775詞書小式部内侍つゆをきたるはきをりたるからきぬをきて侍りけるを身まかりてのち上東門院よりたつねさせたまひけるたてまつるとて作者|歌人和泉式部和歌をくと...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集791番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集791番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集791番の情報歌番号791詞書返し作者|歌人土御門内大臣和歌見し夢をわするゝ時はなけれとも秋のねさめはけにそかなしき読み仮名ふりがなみしゆめを-わするるときは-なけれとも-あき...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集807番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集807番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集807番の情報歌番号807詞書返し作者|歌人女御徽子女王和歌いにしへのなきになかるゝ水くきのあとこそ袖のうらによりけれ読み仮名ふりがないにしへの-なきになかるる-みつくきは-あ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集823番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集823番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集823番の情報歌番号823詞書大江嘉言つしまになりてくたるとてなにはほりえのあしのうらはにとよみてくたり侍にけるほとに国にてなくなりにけりときゝて作者|歌人能因法師和歌あはれ人...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集839番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集839番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集839番の情報歌番号839詞書無常のこゝろを作者|歌人入道左大臣和歌つく/\とおもへはかなしいつまてか人のあはれをよそにきくへき読み仮名ふりがなつくつくと-おもへはかなし-いつ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集855番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集855番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集855番の情報歌番号855詞書母の女御かくれ侍りて七月七日よみ侍ける作者|歌人中務卿具平親王和歌すみそめのそてはそらにもかさなくにしほりもあへすつゆそこほるゝ読み仮名ふりがなす...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集760番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集760番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集760番の情報歌番号760詞書正暦二年諒闇の春さくらのえたにつけて道信朝臣につかはしける作者|歌人実方朝臣和歌すみそめのころもうきよの花さかりおりわすれてもおりてけるかな読み仮...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集776番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集776番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集776番の情報歌番号776詞書御返し作者|歌人上東門院和歌おもひきやはかなくをきし袖のうへのつゆをかたみにかけん物とは読み仮名ふりがなおもひきや-はかなくおきし-そてのうへの-...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集792番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集792番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集792番の情報歌番号792詞書しのひてもの申ける女身まかりてのちそのいゑにとまりてよみ侍ける作者|歌人大納言実家和歌なれし秋のふけしよとこはそれなから心のそこの夢そかなしき読み...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集808番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集808番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集808番の情報歌番号808詞書恒徳公かくれてのち女のもとに月あかき夜しのひてまかりてよみ侍ける作者|歌人道信朝臣和歌ほしもあへぬころものやみにくらされて月ともいはすまとひぬるか...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集824番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集824番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集824番の情報歌番号824詞書題しらす作者|歌人大江匡衡朝臣和歌よもすからむかしのことをみつるかなかたるやうつゝありしよや夢読み仮名ふりがなよもすから-むかしのことを-みつるか...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集840番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集840番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集840番の情報歌番号840詞書左近中将通宗か墓所にまかりてよみ侍ける作者|歌人土御門内大臣和歌をくれゐてみるそかなしきはかなさをうき身のあとゝなにたのみけむ読み仮名ふりがなおく...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集856番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集856番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集856番の情報歌番号856詞書うせにける人のふみのものゝ中なるを見いてゝそのゆかりなる人のもとにつかはしける作者|歌人紫式部和歌くれぬまの身をはおもはて人のよのあはれをしるそか...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集761番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集761番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集761番の情報歌番号761詞書返し作者|歌人道信朝臣和歌あかさりし花をや春もこひつらんありし昔を思ひいてつゝ読み仮名ふりがなあかさりし-はなをやはるも-こひつらむ-ありしむかし...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集777番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集777番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集777番の情報歌番号777詞書白河院御時中宮おはしまさてのちその御方は草のみしけりて侍りけるに七月七日わらはへのつゆとり侍けるを見て作者|歌人周防内侍和歌あさちはらはかなくきえ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集793番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集793番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集793番の情報歌番号793詞書みちのくにへまかれりける野中にめにたつさまなるつかの侍けるをとはせ侍けれはこれなん中将のつかと申すとこたへけれは中将とはいつれの人そととひ侍けれは...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集809番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集809番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集809番の情報歌番号809詞書入道摂政のために万灯会をこなはれ侍けるに作者|歌人東三条院和歌みなそこにちゝのひかりはうつれともむかしのかけはみえすそ有ける読み仮名ふりがなみなそ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集825番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集825番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集825番の情報歌番号825詞書俊頼朝臣身まかりてのちつねに見ける鏡を仏につくらせ侍とてよめる作者|歌人新少将和歌うつりけんむかしのかけやのこるとて見るにおもひのますかゝみかな読...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集841番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集841番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集841番の情報歌番号841詞書覚快法親王かくれ侍て周忌のはてに墓所にまかりてよみ侍ける作者|歌人前大僧正慈円和歌そこはかと思つゝけて来てみれはことしのけふも袖はぬれけり読み仮名...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集762番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集762番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集762番の情報歌番号762詞書やよひのころ人にをくれてなけきける人のもとへつかはしける作者|歌人成尋法師和歌花さくらまたさかりにてちりにけんなけきのもとを思こそやれ読み仮名ふり...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集778番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集778番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集778番の情報歌番号778詞書一品資子内親王にあひてむかしのことゝも申いたしてよみ侍ける作者|歌人女御徽子女王和歌袖にさへ秋のゆふへはしられけりきえしあさちかつゆをかけつゝ読み...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集794番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集794番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集794番の情報歌番号794詞書同行なりける人うちつゝきはかなくなりにけれはおもひいてゝよめる作者|歌人前大僧正慈円和歌ふるさとをこふる涙やひとりゆくともなき山のみちしはのつゆ読...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集810番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集810番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集810番の情報歌番号810詞書公忠朝臣身まかりにけるころよみ侍ける作者|歌人源信明朝臣和歌ものをのみおもひねさめのまくらにはなみたかゝらぬ暁そなき読み仮名ふりがなものをのみ-お...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集826番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集826番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集826番の情報歌番号826詞書かよひける女のはかなくなり侍にけるころかきをきたるふみとも経のれうしになさんとてとりいてゝ見侍けるに作者|歌人按察使公通和歌かきとむることの葉のみ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集842番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集842番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集842番の情報歌番号842詞書母のためにあはたくちの家にて仏くやうし侍ける時はらからみなまうてきあひてふるきおもかけなとさらにしのひ侍けるおりふしゝもあめかきくらしふり侍けれは...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集763番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集763番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集763番の情報歌番号763詞書人のさくらをうへをきてそのとしの四月になくなりにける又のとしはしめて花さきたるを見て作者|歌人大江嘉言和歌花見んとうへけん人もなきやとのさくらはこ...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集779番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集779番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集779番の情報歌番号779詞書れいならぬことをもくなりて御くしおろしたまひける日上東門院中宮と申ける時つかはしける作者|歌人一条院御哥和歌秋風のつゆのやとりに君をゝきてちりをい...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集795番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集795番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集795番の情報歌番号795詞書母のおもひに侍ける秋法輪にこもりてあらしのいたくふきけれは作者|歌人皇太后宮大夫俊成和歌うきよにはいまはあらしの山かせにこれやなれゆくはしめなるら...
巻第八|哀傷歌

新古今和歌集811番の作者|原文|読み|分類

新古今和歌集811番の原文、分類、読み、作者まとめ。新古今和歌集811番の情報歌番号811詞書一条院かくれたまひにけれはその御事をのみこひなけき給てゆめにほのみえたまひけれは作者|歌人上東門院和歌あふこともいまはなきねの夢ならていつかは君を...